tossのキャッシュレス決済端末

目次

韓国発の金融アプリTossは、店舗向けにもレジと決済をまとめて運用できる「Toss Place」という仕組みを提供しています。店員が操作する端末とお客様側の決済端末、それらをつなぐPOSソフトをセットで導入することで、注文から会計、売上管理までを一連の流れで扱えるように設計されています。日本の小規模店舗ではまだ聞き慣れない仕組みかもしれませんが、韓国での実際の使われ方を知ると、自店でのイメージも持ちやすくなります。この記事ではtossのキャッシュレス決済端末のしくみと導入ポイントを解説します。

tossのキャッシュレス決済端末の特徴

tossのキャッシュレス決済端末は、店員用の「Toss Terminal」、お客様用の「Toss Front」、レジソフトにあたる「Toss POS」の三つを基本セットとして提供されています。Toss POSで入力した注文がToss Frontにそのまま表示され、店側とお客様が同じ内容を見ながら金額確認と決済を進められるのが大きな特徴です。飲食店やカフェなど、注文と会計が集中しやすい小規模店舗を主な利用シーンとして設計されており、レジ前のやり取りを短くシンプルにすることを狙っています。ここで紹介する内容は、いずれも2025年11月26日現在の情報です。

参照元:Toss公式(https://toss.im/tossfeed/article/tossplace-launching)

tossのキャッシュレス決済端末が対応している決済方式・ブランド

tossのキャッシュレス決済端末のうち、お客様側のToss Frontは、バーコード決済やQRコード決済、NFCによるタッチ決済、MST方式など複数の方式に対応する設計です。別の公式情報ではApple Payからの支払いにも対応していることが示されており、カードやスマホ、ウォレットアプリなど韓国で一般的な支払い手段を一台で受けられる点が特徴になっています。また、TosspayはAlipay+と連携して海外オフライン決済に対応しており、日本を含むAlipay+加盟店では、Tossアプリ上に表示したコードを読み取る形で支払いが可能です

参照元:Toss公式(https://toss.im/tossfeed/article/tosspay-offlline-overseas-payment)

tossのキャッシュレス決済端末の詳細

tossのキャッシュレス決済端末を使う店舗は、Tosspay加盟店として登録し、精算口座などを設定したうえでToss POSと端末を組み合わせて利用します。オフラインのToss Money決済では、零細・中小・一般といった区分ごとに異なる手数料率が設定されていることが公式に示されており、取引ごとに手数料が発生します。精算は日次で締められ、前日分の売上と返金をまとめて集計したうえで精算額が算出される仕組みです。取引や精算に関する情報は、TosspayのAPI経由で取得できるため、一定規模以上の店舗であれば自社の会計や売上管理システムと連携することも視野に入ります。

参照元:Toss公式(https://toss.im/docs/10290)

tossのキャッシュレス決済端末の端末情報

tossのキャッシュレス決済端末では、Toss TerminalとToss Frontがカウンター周りのハードの中心になります。Toss Frontは約7インチのディスプレイを備え、決済金額や商品内容に加えて、店舗の告知画像なども表示できるように設計されています。レジソフトのToss POSは、WindowsだけでなくAndroidタブレットやiPadを含むiOS、Mac PCにも対応する方針が示されており、既に店舗で使っている機器構成に合わせやすい点もポイントです。一方で、プリンターやキャッシュドロアなど周辺機器の詳細な対応リストは公開されておらず、その部分は販売パートナーやサポート窓口で個別に確認する前提になります。

参照元:Toss公式(https://toss.im/tossfeed/article/tossplace-all-OS)

tossのキャッシュレス決済端末がおすすめの業種

tossのキャッシュレス決済端末は、韓国では主に飲食店、カフェ、ベーカリーなど、注文と会計がピークタイムに集中する業種での利用を想定して展開されています。Toss POSで入力した注文がToss Frontにそのまま映る「注文ミラーリング」により、スタッフとお客様が同じ内容を確認できるため、聞き間違いや打ち間違いを抑えやすくなります。Toss FrontとToss POSの組み合わせはキオスクモードにも対応しており、お客様自身の操作で注文から決済まで完結できるため、フードコートやセルフサービスの店舗でも活用しやすい構成です。

参照元:Toss公式(https://toss.im/tossfeed/article/tossplace-launching)

オプション機器/関連周辺機器(tossのキャッシュレス決済端末)

tossのキャッシュレス決済端末について、公式情報ではToss Terminal、Toss Front、Toss POSの三つが中心に紹介されており、レシートプリンターやキャッシュドロア、バーコードスキャナなどの周辺機器については詳細な一覧は公開されていません。基本的には、Toss POSがレジ業務を担い、Toss Frontがお客様向け表示と決済を担うという役割分担をベースに、紙レシートや現金対応が必要な店舗は、対応可能な機器をパートナーやサポート経由で確認して組み合わせていく形になります。小規模なカウンターであれば、Toss Frontの画面に決済情報とシンプルなキャンペーン画像を表示するだけでも、お客様にとって分かりやすいキャッシュレス会計を作りやすくなります。

参照元:Toss公式(https://toss.im/tossfeed/article/tossplace-all-OS)

POSレジ連携の有無(tossのキャッシュレス決済端末)

tossのキャッシュレス決済端末は、Toss自身が提供するPOSレジであるToss POSとの組み合わせを前提に設計されています。Toss POSで入力した注文内容がToss Frontにそのまま表示されるため、レジでの入力とお客様側の確認、決済までが一続きの体験になります。外部POSや会計システムとの連携については、Tosspayが決済や返金、精算情報取得などのAPIを公開しており、自社システムからTossの決済を呼び出したり、売上データを取り込んだりすることは技術的に可能です。ただし、日本市場向けに特定のPOSや会計ソフトとの公式な連携一覧は確認できないため、実際の接続には個別の開発や検証が必要になります。

参照元:Toss公式(https://docs-pay.toss.im/tutorial)

tossのキャッシュレス決済端末のメリット・デメリット

tossのキャッシュレス決済端末の大きなメリットは、レジソフトと決済端末が最初から一体の思想で設計されていることです。Toss POS、Toss Terminal、Toss Frontを組み合わせることで、注文入力、金額確認、決済、売上管理までを同じ仕組みの中で扱えるため、スタッフ教育もしやすくなります。さらに、バーコード、QR、NFC、MST、Apple Payなど複数の決済方式をまとめて受けられる点や、Toss MoneyやTosspayの手数料・精算ルールが公式に公開されている点も、コスト設計をしやすいポイントです。一方で、情報とサポートの中心は韓国市場であり、日本向けに「端末をどの条件で導入できるか」を整理した公式資料は現時点では確認できません。カード決済手数料はカード会社との契約に依存することも含め、日本の店舗が導入を検討する際は、国内の決済事業者との条件とあわせて判断する必要があります。

参照元:Toss公式(https://toss.im/)

tossのキャッシュレス決済端末はどんな人に向いている?

tossのキャッシュレス決済端末は、韓国国内で飲食店やカフェ、ベーカリー、小売店などを運営する中小規模の事業者を主な対象としています。注文が集中する時間帯に、注文ミスや会計の詰まりを減らしたい店舗に向いており、注文ミラーリングやキオスクモードを組み合わせることで、レジ前の混雑を和らげることが期待されています。日本の事業者目線では、韓国に実店舗を持つ、または出店を検討している企業にとって、現地で広く使われている決済・レジのエコシステムを取り込める選択肢の一つです。また、日本国内の店舗でも、韓国人顧客の比率が高く、Alipay+経由のTosspay決済を取り込みたい場合には、端末そのものの導入可否と併せて、国内の決済事業者の対応状況を確認する価値があります。

参照元:Toss公式(https://business.toss.im/)

tossのキャッシュレス決済端末への乗り換え

韓国国内で他社レジや決済端末からtossのキャッシュレス決済端末へ乗り換える場合は、Tosspay加盟店として登録し、精算口座を設定したうえで、Toss POSにメニューや税率を登録し、Toss TerminalとToss Frontを設置する流れになります。公式ドキュメントでは、テスト用APIキーを使って実際の決済フローと同等のテスト決済・返金処理を行うことが案内されています。実務上も、テスト環境での動作確認に加えて、精算レポートと実際の入金額が一致しているかをチェックしてから本番運用に切り替えると安全です

参照元:Toss公式(https://docs-pay.toss.im/tutorial)

まとめ

tossのキャッシュレス決済端末は、Toss POS、Toss Terminal、Toss Frontを組み合わせて、注文から決済、売上管理までを一体で運用できるように設計された仕組みです。飲食店やカフェなど注文が集中する業種で、注文ミラーリングやキオスクモードを活かしてレジ前の負担を軽くし、TosspayやAlipay+との連携によって韓国の利用者にとって自然な決済体験も提供できるようになっています。一方で、日本向けの導入条件やサポート体制は公式サイト上で明確には示されておらず、日本の小規模店舗にとっては、まず国内の決済事業者が提供するAlipay+対応を通じてTosspay決済を受けられるかどうかを確認するのが現実的な一歩です。そのうえで、自店の客層や将来の韓国展開の有無を踏まえながら、どこまでTossのエコシステムを取り込むかを判断していくと、無理のない形でキャッシュレス戦略に活かしやすくなります。

参照元:Toss公式(https://toss.im/)

キャッシュレス決済端末を選ぶ際に重視されやすいサービス別で、おすすめの決済端末を紹介しています。

入金サイクル重視なら
最短翌営業日に入金可能な
Square
(Square株式会社)
Square公式HP
引用元:Square公式HP
(https://squareup.com/jp/ja)
このような店舗におすすめ
  • スタートしたばかりで客入りが安定していない飲食・小売店
  • 保険適用分の入金タイミングにより繁忙期の運転資金に悩む接骨院・鍼灸院
おすすめの理由

入金サイクルは最短翌営業日。月2回支払いのキャッシュレス決済サービスが多い中、売上がすぐに手元に入ることが魅力。

迅速な仕入れが必要なイベント出店時でも、仕入れ用の資金を確保しながら運営が可能。

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豊富な決済手段が必要なら
77種の決済が可能な
AirPAY
(株式会社リクルート)
AirPAY公式HP
引用元:AirPAY公式HP
(https://airregi.jp/payment/)
このような店舗におすすめ
  • 地元民の来店が多い地方都市にある個人経営のコンビニエンスストア
  • 幅広い年代の客層が行きかう商店街店を構える個店
おすすめの理由

77種の決済種類に対応。特定地域で展開しているアプリやQRコードなどにも対応しており、地域活性化や集客を支援する効果も期待できる。

地方銀行が提供する決済にも対応し、銀行とのつながりが強い高齢者への強みも発揮。

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インバウンド対策が必要なら
19種の通貨で決済が可能な
stera
(三井住友カード株式会社)
三井住友カード公式HP
引用元:三井住友カード公式HP
(https://www.smbc-card.com/kamei/stera/index.jsp)
このような店舗におすすめ
  • 海外旅行客が多く訪れる観光地の宿泊施設や土産物店
  • 訪日外国人が多く来店する都市部のドラッグストアや家電量販店
おすすめの理由

米ドルを始めとした19種類の通貨で決済が可能なため訪日外国人へのサービス向上が可能

また、免税処理をパスポートの読み取りと商品情報などの入力のみで行え、お客様とスタッフ双方の手間が省ける。

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