インバウンド対策に強い決済端末

目次

訪日外国人旅行者の増加に伴い、インバウンド需要を取り込むための店舗環境整備が求められています。特に「決済端末」の整備は、外国人顧客に快適な買い物体験を提供する上で欠かせない要素です。本記事では、インバウンド対応に強い決済端末の特徴や選び方、注意点について解説します。

なぜ今、インバウンド対策に決済端末が重要なのか?

訪日外国人の消費動向と決済の実態

観光庁によると、2023年の訪日外国人消費額は5兆円を超え、過去最高を記録しました。そのうち宿泊、買い物、飲食など多くの場面でキャッシュレス決済が利用されています。クレジットカードやQRコード決済は旅行者にとって当たり前の支払い手段となっており、対応していないと機会損失につながります。

※参照元:観光庁(https://www.mlit.go.jp/kankocho/

キャッシュレス決済は「おもてなし」の一つ

スムーズに決済できる環境は、外国人にとって安心感を与える「おもてなし」の一部です。現金しか使えない店舗は不便に感じられ、再訪や口コミにも影響します。インバウンド対策として、主要な国際ブランドやQR決済に対応した端末を整備することが大切です。

インバウンドに強い決済端末が対応すべき主要決済ブランド

カテゴリ ブランド名 特徴・インバウンドでの重要性
国際クレジットカード Visa 世界で最も利用者が多いクレジットカードブランドで、日本を訪れる多くの旅行者が利用している。
Mastercard Visaと並び国際的なシェアが高く、欧米やアジア圏を中心に幅広く利用されるブランド。
UnionPay(銀聯) 中国を中心に発行されているブランドで、訪日中国人旅行者にとって必須の決済手段。
スマホQRコード決済 Alipay(アリペイ) 中国最大規模のQRコード決済。訪日客数が最も多い中国人旅行者が頻繁に利用。
WeChat Pay(ウィーチャットペイ) SNSと連携した中国のQR決済。Alipayと併せて導入すれば利便性が大きく向上。
その他(GrabPay、PayPalなど) GrabPay(東南アジア)、PayPal(欧米)など地域別の需要に応じた追加導入が有効。

インバウンド対策におすすめの決済端末

Square(スクエア)

Square(スクエア)公式HP
引用元:Square(https://squareup.com/jp/ja)

Squareは、店頭とオンラインの会計・請求を同じアカウントで扱える決済プラットフォームです。インバウンド対応では、主要クレジットカードに加えてタッチ決済(Apple Pay/Google Pay)に対応し、 iPhoneだけで非接触決済を受け付けられる「Tap to Pay on iPhone」も利用できます。レジ前の混雑や臨時販売でも、追加機器なしで素早く会計できるのが特長です。

多言語対応もシンプルです。Square POSレジアプリやSquare Terminalの表示言語は、使用している端末の言語設定に合わせて英語表示で運用できます。レシートや請求メールには自由記述欄があり、英語の案内文を添えるだけで店頭での案内が通じやすくなります。例:「Please tap your card or phone.(カードまたはスマホをかざしてください)」「Tax-free procedure available.(免税対応あり)」。

予約のドタキャン対策には「Square請求書(Invoices)」が使えます。英語の請求書を作成してメールやSMSで送信し、支払い期限や予約金(デポジット)を設定できます。未払いの自動リマインド送信、複数回に分けた請求、注意書き欄へのキャンセル規定の明記にも対応します。

また最新のアップデートでUnion Payにも対応したため中国人観光客のインバウンド需要にも活用できます。

stera terminal(ステラターミナル)

stera terminal(ステラターミナル)公式HP
引用元:stera pack(https://www.smbc-gp.co.jp/stera/)

クレジットカード、電子マネー、QRコード決済を1台でカバーできるオールインワン端末。UnionPayやAlipay、WeChat Payなど訪日客が多用するブランドにも対応しており、幅広い顧客ニーズに応えられます。多言語表示やタッチ決済対応も強みです。

注意点

月額利用料が必要なため、長期利用のコストを考慮して導入を検討する必要があります。

Airペイ(エアペイ)

Airペイ(エアペイ)公式HP
引用元:Airペイ(https://airregi.jp/payment/)

30種類以上の決済方法に対応しており、主要なクレジットカードに加え、中国QR決済も利用可能。観光地や大都市など多国籍な顧客層に対応できる柔軟性があり、インバウンド対応力の高さが魅力です。

注意点

審査や端末到着まで時間がかかることがあり、急な導入には不向きな場合があります。

Alibaba系 Alipay+WeChat Pay対応端末

中国人観光客の多くが利用するAlipayやWeChat Payに特化した端末も有効な選択肢です。日本を訪れる中国人はインバウンド市場で最大シェアを占めており、この2つの決済手段への対応は必須といえます。専用端末や既存端末のオプション追加で導入でき、飲食店や免税店など中国人来訪が多い業態で大きな効果を発揮します。

当メディアではキャッシュレス端末Square、AirPAY、steraをより詳しく比較していますので、以下のページも参考にしてください。
キャッシュレス決済端末選びで迷ったら

導入時に重視したい
特長別に見る

おすすめキャッシュレス端末ブランド3選

「すぐに資金を受け取りたい」「決済手段の幅を広げたい」「訪日外国人に対応したい」など、店舗によって導入時に重視したいポイントはさまざまです。

本サイトでは、よくある重視ポイントである「入金サイクル」「決済手段の多さ」「インバウンド機能」に注目し、3つのキャッシュレス端末ブランドを厳選してご紹介しています。自店舗に適した端末選びの参考にぜひご活用ください。

インバウンド向け決済端末の選び方と比較ポイント

対応決済ブランドの豊富さ

インバウンド需要に対応する端末を選ぶ際、最も重要なのは「どのブランドに対応しているか」です。訪日外国人の利用率が高いVisaやMastercardは必須であり、さらに中国人観光客向けにはUnionPay(銀聯)、Alipay、WeChat Payも外せません。欧米圏からの旅行者は非接触型決済(VisaタッチやMastercardコンタクトレス)を好む傾向があり、アジア諸国からの観光客ではGrabPayやPayPalなども使われています。自店の立地や来店者層に応じて、必要な決済ブランドを網羅しているかを確認することが大切です。

導入・運用コスト(端末代、決済手数料)

端末代金が無料と宣伝されていても、実際には決済手数料や月額料金が発生します。特に決済手数料は売上に直結するため、数%の差でも年間で大きなコストの違いになります。さらに、振込手数料やオプション機能の利用料もかかる場合があるため、総合的なランニングコストを比較する必要があります。安さだけでなく、自店の売上規模や取引数に見合った料金体系を選ぶことがポイントです。

多言語対応の可否

訪日外国人が安心して決済できる環境を整えるには、端末画面やレシートが多言語に対応していることが重要です。英語はもちろん、中国語や韓国語での表示に対応していれば、より多くの顧客がストレスなく利用できます。さらに、スタッフが外国語を話せなくても操作を誘導できるよう、ユーザーインターフェースが直感的であるかどうかも比較ポイントとなります。

免税(Tax-Free)機能の有無

免税販売を行う店舗にとって、決済端末にTax-Free機能が搭載されているかどうかは大きな差となります。免税書類を自動で作成できる端末であれば、手続きがスムーズになり顧客の満足度が高まります。特に百貨店やドラッグストアなど外国人客の多い店舗では、免税対応の有無が来店動機に直結する場合もあるため、導入検討時に必ず確認しておきましょう。

サポート体制の充実度

インバウンド対応では、トラブル時に迅速なサポートが受けられるかどうかも重要です。電話やチャットでのサポートが多言語に対応しているか、受付時間が長いかなどを事前にチェックしましょう。観光シーズンの繁忙期に決済端末が停止すれば大きな機会損失につながるため、導入後のサポート体制はコスト以上に重視すべきポイントです。

導入前に確認したい注意点

通信環境の安定性

キャッシュレス決済はインターネット接続が前提です。Wi-Fiやモバイル回線が不安定だと決済エラーが発生し、顧客に不信感を与えてしまいます。観光地やイベント会場など通信環境が混雑しやすい場所では、バックアップ回線やオフライン決済機能の有無も検討材料にしましょう。

スタッフへの操作トレーニング

多様な決済手段を扱うインバウンド対応端末は、スタッフが正しく操作できなければ意味がありません。導入時には必ず操作研修を行い、代表的なエラー対応方法も共有しておくと安心です。特に外国人客が多い店舗では、決済方法の違いに柔軟に対応できるオペレーション体制が求められます。

費用対効果の見極め

決済端末を導入すれば自動的に売上が伸びるわけではありません。自店に訪れるインバウンド客の割合や平均単価を把握し、どの程度の追加売上が見込めるのかを試算しておく必要があります。コストに対して期待できる効果が見合うかどうかを事前に検証することで、導入後の後悔を防ぐことができます。

インバウンド向け決済端末についてのまとめ

  • インバウンド対応端末は、国際クレジットカード・中国系QR決済・非接触決済など多様なブランドに対応することが重要
  • 導入・運用コストだけでなく、免税機能や多言語対応など訪日客の利便性を高める機能を確認することが大切
  • サポート体制やスタッフ研修を含め、安定運用できる仕組みを整えることが成功の鍵

インバウンド決済端末は、外国人顧客の購買体験を快適にし、店舗の売上向上につながる重要なツールです。特にVisaやMastercardといった国際ブランドに加え、UnionPayやAlipayなど中国系決済に対応しているかどうかが導入効果を大きく左右します。また、多言語対応や免税機能を備えた端末を選ぶことで、顧客満足度をさらに高めることが可能です。通信環境の安定性や費用対効果の試算も含め、自店の立地や顧客層に合わせた端末を導入することが、インバウンド対策を成功させるためのポイントです。

キャッシュレス決済端末を選ぶ際に重視されやすいサービス別で、おすすめの決済端末を紹介しています。

入金サイクル重視なら
最短翌営業日に入金可能な
Square
(Square株式会社)
Square公式HP
引用元:Square公式HP
(https://squareup.com/jp/ja)
このような店舗におすすめ
  • スタートしたばかりで客入りが安定していない飲食・小売店
  • 保険適用分の入金タイミングにより繁忙期の運転資金に悩む接骨院・鍼灸院
おすすめの理由

入金サイクルは最短翌営業日。月2回支払いのキャッシュレス決済サービスが多い中、売上がすぐに手元に入ることが魅力。

迅速な仕入れが必要なイベント出店時でも、仕入れ用の資金を確保しながら運営が可能。

\最短当日から販売可能/導入事例をみる
豊富な決済手段が必要なら
77種の決済が可能な
AirPAY
(株式会社リクルート)
AirPAY公式HP
引用元:AirPAY公式HP
(https://airregi.jp/payment/)
このような店舗におすすめ
  • 地元民の来店が多い地方都市にある個人経営のコンビニエンスストア
  • 幅広い年代の客層が行きかう商店街店を構える個店
おすすめの理由

77種の決済種類に対応。特定地域で展開しているアプリやQRコードなどにも対応しており、地域活性化や集客を支援する効果も期待できる。

地方銀行が提供する決済にも対応し、銀行とのつながりが強い高齢者への強みも発揮。

\追加で連携サービスも多数/導入事例をみる
インバウンド対策が必要なら
19種の通貨で決済が可能な
stera
(三井住友カード株式会社)
三井住友カード公式HP
引用元:三井住友カード公式HP
(https://www.smbc-card.com/kamei/stera/index.jsp)
このような店舗におすすめ
  • 海外旅行客が多く訪れる観光地の宿泊施設や土産物店
  • 訪日外国人が多く来店する都市部のドラッグストアや家電量販店
おすすめの理由

米ドルを始めとした19種類の通貨で決済が可能なため訪日外国人へのサービス向上が可能

また、免税処理をパスポートの読み取りと商品情報などの入力のみで行え、お客様とスタッフ双方の手間が省ける。

\リアルとネットのデータ統合可能/導入事例をみる