stera pack(ステラパック)の審査は、申込みから利用開始までに複数段階を経るため、流れを理解して準備しておくことが大切です。主要なカードや電子マネーはおおむね1.5か月で導入できますが、一部のブランドではさらに時間がかかることもあります。本記事では、必要書類や審査の注意点、よくある差戻し事例までを整理し、スムーズに導入するためのポイントを解説します。
また、本サイトでは、stera packについて総合的に情報をまとめていますので、気になる方はぜひご確認ください。
stera packはSMBC GMO PAYMENTが提供する対面マルチ決済サービスで、stera terminal一台でクレジット、デビット、電子マネー、コード決済など複数ブランドに対応できるのが特長です。レシートプリンタを内蔵する一体型端末のため、設置スペースを取りにくい店舗でも導入しやすく、会計オペレーションがシンプルになります。
料金や入金サイクルの条件は公式のQAに公開されており、導入後のブランド追加や店舗・端末の追加もオンラインの手続きで進められます。審査や運用の問い合わせ窓口も整備されているため、初めてのキャッシュレス導入でも流れを把握しやすい点が評価されています。
通信は固定回線など安定したネットワークが推奨で、端末は常時電源接続が前提です。開店前にLAN配線とコンセントの位置を確保しておくと、到着当日の設定がスムーズです。
申し込みはオンラインで、事業者情報、店舗情報、取扱予定のサービス内容、入金サイクル、対応ブランドなどを入力します。医療など一部プランでは診療所・病院の開設許可証等が必須です。入力後はSMBC GMO PAYMENTの確認と、各決済ブランドの加盟店審査が順次進行し、結果はメールで通知されます。
個人事業主は本人確認書類、法人は登記情報にもとづく確認が行われ、店舗の実在性確認としてホームページURLまたは外観・内観写真の提出が求められます。情報に不備があると即座に差戻しとなるため、住所表記や法人名、屋号、代表者名、生年月日などは、提出書類と完全一致させることが重要です。
一次審査の後に各決済ブランドの審査が並行して進み、主要カードや電子マネーは概ね約1.5か月で利用開始の目安に到達します。コード決済などは審査が長期化し、3か月超の事例もあるため、開店計画では承認済みブランドから先に運用を開始する二段構えが安全です。
審査が完了すると「審査結果のお知らせ」メールにご利用可能日(予定)が記載され、端末はその前後で到着します。初期設定が済めば承認済みブランドから順次反映され、月額の請求はご利用可能月から14か月目以降に月額3,300円(税込)が発生します。
個人事業主は運転免許証、健康保険証、在留カード、特別永住者証明書、マイナンバーカード表面などの本人確認書類が想定されます。法人は履歴事項全部証明書にもとづき同社側で登記内容が確認されるため、登記が未整備だと手続きが進みません。
撮影は四隅が欠けず、ピントが合い、反射や影で文字が読めなくならないよう配慮します。健康保険証は記号・番号や保険者番号などの取扱に注意し、マイナンバーカードの裏面は提出しない運用が基本です。店舗実在性はURLまたは外観・内観写真で確認されるため、看板や入口、レジ周りなどが分かる写真を用意し、URLの場合は住所や営業時間、サービス内容、連絡先まで明記しておくと判断が早くなります。
入金サイクルの設定に合わせ、請求先のクレジットカード情報や請求メールの受信設定を事前に確認しておくと運用が安定します。
薬局、医療機器、化粧品、古物、旅館業、施術所、病院、保育施設などは業種ごとの許認可が必要となるため、名称・番号・有効期限が読み取れる写しを事前に準備し、申込み時に添付します。
申込不可の主な業種として、通信販売、金券ショップ、宗教、風俗店、モーテルや一部宿泊業態、ギャンブル関連、金融・貸金などが例示されます。提供方法の制限も実務上の落とし穴で、先払い、回数券、継続的役務(エステや語学教室など)の形態に該当する場合は申込不可の扱いとなります。移動体に端末を搭載する形態も対象外です。
電子マネーはブランドポリシーにより、寄付金や募金、質屋、麻雀店などで取り扱い停止となる場合があります。
審査基準や否認理由は開示されないため、外形的な整備が重要です。一般に申込情報の正確性、業種の適合性、提供方法の健全性、許認可の有無、事業実態の確認可能性などが重視されます。何が直接の否認要因となったかは外部からは分からないため、提出情報の網羅性と整合性を最大化する姿勢が有効です。
差戻しで多いのは、入力と証憑の不一致、画像の不鮮明や欠け、許認可の未提出や名称・番号の見切れです。こうした点を潰すだけで、全体の所要期間と追加照会の往復を大幅に減らせます。
URLや店舗写真で実在性を示し、所在地・営業時間・サービス内容・連絡先が一目で分かる状態に整えておくと、判断が早くなります。予約制や施術室中心の場合も、受付と提供スペースの双方が分かる素材を用意します。
追加書類依頼が来たら、メール本文の不足点を一つずつ解消し、指定の形式・容量で期限前倒しの提出を心がけます。画像は四隅まで写し、傾きや反射を避け、必要箇所を適切にマスキングします。
想定より長い待ちが発生した場合は、申込ID、審査中ブランド、提出履歴、想定開店日を整理して問い合わせます。承認済みブランドから先に運用を開始し、未承認分は反映を待つ計画に切り替えると、機会損失を抑えながら開店できます。
自社サイトに所在地や営業時間、メニューや価格、予約方法を明記し、GoogleビジネスプロフィールやSNSも最新情報で統一します。業種許認可の写しは名称・番号・有効期限が読み取れる状態で準備します。
端末到着後は回線と常時電源、レシートロールを確認し、少額のテスト決済で印字と取消、売上反映までを事前に通しておくと初日から安定します。
主要カードや電子マネーは申込みから利用開始まで約1.5か月が平均的な目安です。長期休暇前後や年度替わりなどは各社の審査が滞留しやすく、コード決済はもともと審査工程が多いため、3か月超となることがあります。
各ブランドの審査は並行しつつも個別に判定されるため、承認済みのブランドから順次利用開始となります。審査結果メールに記載のご利用可能日(予定)を起点に端末を設置し、初期設定後に承認済みブランドの画面遷移とレシート印字をテストします。
該当業種で許認可が未整備の場合、審査は先に進みません。業種ごとに必要な許可証の名称と根拠法令を確認し、名称・番号・有効期限・所在地が読み取れる写しを揃えます。取得に時間を要する場合は、承認済みブランドのみで先行導入できる範囲を検討します。
依頼本文に沿って不足点を一項目ずつ解消し、指定の拡張子や容量で再提出します。期限の明記がなくても即日から翌営業日を目標に対応し、再照会を防ぎます。
入力と書類の一致、画像品質、実在性の説明力、必要な許認可の完備、不可業種や提供形態への抵触可能性を総点検します。都度払いへの変更や契約期間の短期化など、要件に適合する設計へ見直し、整い次第で再申請します。
固定回線など安定した通信を用意し、常時電源運用のためのコンセント位置とケーブル取り回しを事前に決めます。開店前に少額でテスト決済を行い、印字、取消、売上反映まで確認します。
月額の請求開始は、審査結果メールに記載されるご利用可能日(予定)が属する月の翌月からです。請求先のクレジットカード情報や請求メールの受信設定を事前に確認し、資金繰りと入金サイクルの設定を合わせておきます。
「すぐに資金を受け取りたい」「決済手段の幅を広げたい」「訪日外国人に対応したい」など、店舗によって導入時に重視したいポイントはさまざまです。
本サイトでは、よくある重視ポイントである「入金サイクル」「決済手段の多さ」「インバウンド機能」に注目し、3つのキャッシュレス端末ブランドを厳選してご紹介しています。自店舗に適した端末選びの参考にぜひご活用ください。
stera packの審査をスムーズに通す要点は、申込情報と証憑の完全一致、業種・提供方法と許認可の適合、実在性が一目で伝わるURLや写真、そして通信・電源など物理条件の事前整備です。主要カード・電子マネーは約1.5か月、コード決済は3か月超の可能性を織り込み、審査結果メールのご利用可能日を起点に端末設置と初期設定を計画します。
承認済みブランドから段階的に運用を開始し、追加照会は期限前倒しで解消する姿勢を保てば、無駄な往復を抑えて最短導入に近づけます。条件や提出要件は更新され得るため、申込み直前に公式QA・ガイドラインの最新記載を再確認し、実店舗の情報整備と証憑の鮮明化で差戻しの芽をあらかじめ摘んでおきましょう。
キャッシュレス決済端末を選ぶ際に重視されやすいサービス別で、おすすめの決済端末を紹介しています。
入金サイクルは最短翌営業日。月2回支払いのキャッシュレス決済サービスが多い中、売上がすぐに手元に入ることが魅力。
迅速な仕入れが必要なイベント出店時でも、仕入れ用の資金を確保しながら運営が可能。
77種の決済種類に対応。特定地域で展開しているアプリやQRコードなどにも対応しており、地域活性化や集客を支援する効果も期待できる。
地方銀行が提供する決済にも対応し、銀行とのつながりが強い高齢者への強みも発揮。
米ドルを始めとした19種類の通貨で決済が可能なため訪日外国人へのサービス向上が可能。
また、免税処理をパスポートの読み取りと商品情報などの入力のみで行え、お客様とスタッフ双方の手間が省ける。