Payossの審査をできるだけ早く、確実に通過したい方に向けて、必要書類の整え方や不備対応、問い合わせ時の要点、遅延時の切り分けと再申請の勘所までを実務視点で整理します。申込から稼働開始まではおおむね2か月が目安で、端末納品と初期設定を経て運用に入ります。この記事では、Payossの仕組みと審査の流れ、審査基準上の注意点、稼働後の運用ポイントまでを一気通貫で解説します。
また、本サイトでは、Payossについて総合的に情報をまとめていますので、気になる方はぜひご確認ください。
Payossは株式会社寺岡精工が提供するキャッシュレス決済サービスで、決済端末の提供から複数ブランドの導入、決済データ処理までをワンストップで提供します。POSレジメーカー発の強みを生かし、レジと決済の一体運用を前提に設計されています。専用ポータルで取引の集計や振込予定の確認ができ、日々の会計処理の負担軽減にもつながります。
対応範囲はクレジット各ブランド、銀聯、各種電子マネー、スマホコード決済など幅広く、運用ニーズに合わせて選定できます。端末はPOS連動型のP400と、レシートプリンター内蔵の単体型V200cの2機種構成です。P400は金額をPOSから連携できるため二度打ちを防げます。V200cは据置のオールインワンで省スペース運用にも向きます。
PayossはPCI DSSに準拠し、端末側はP400でPCI PTS 5.xやEMV L1/L2、P2PEに対応するなど、高いセキュリティ要件を満たします。またスマホコード決済の利用には寺岡製POSレジとの連動が必要である点に留意してください。
POS連動時は24時間365日のコールセンターと全国拠点のサポートが案内されており、導入後の運用も含めてワンストップで支援を受けられます。
まず問い合わせで希望ブランドや導入時期、端末構成などを共有し、申込後はPayossが希望ブランドとの契約手続きを代行します。包括加盟店モデルにより窓口を一本化しつつ、実務上はブランド単位の手続きが行われます。
本人確認・登記情報・許認可の有無・振込口座・店舗やWebサイトの実在性資料などを準備します。ECを伴う場合は特定商取引法に基づく表示や連絡先の明示が求められるのが一般的です。提出は案内されたフローに従い、画像の解像度や記載事項の一致、有効期限を満たすように整えます。
審査は一次審査の後に各決済ブランドの審査が進む流れで、申し込みから利用開始までの目安は「約2か月」です。可否の判断はブランドごとに行われるため進行に差が生じることがあります。先に可決したブランドからの先行稼働については、公式に一律の明示はありません。導入計画上必要な場合は、個別の可否と手順をPayossへ確認してください。
可決後に端末が納品され、設置と初期設定、POS連動の検証を行います。専用ポータルでは「決済集計」「決済推移」「決済明細」「振込案内」などを参照でき、PC環境での利用が推奨されています。
運転免許証等の本人確認書類、入金口座の名義一致を示す資料、店舗の外観・内観・メニューやWeb/SNSのURLなど、営業実態が分かる資料を整えます。ECの場合は特商法表記、返品・配送条件、連絡先の明示が重要です。
登記事項証明や印鑑証明、会社情報、入金口座、必要に応じて実質的支配者の情報や事業計画などを用意します。許認可が必要な事業では許可証の写しや番号、管轄の明示が有効です。
飲食や古物、医療など所管法に基づく許認可が必要な業種は、審査段階で提出できる状態にしておくとスムーズです。店舗型は所在地や看板、レジ、在庫等が分かる写真で実在性を示し、開業準備中であれば賃貸借契約やプレオープン案内で補足します。
違法品や権利侵害品、金券・地金など換金性の高い商材、賭博、成人向けの一部、未承認医療機器等は、一般にカード会社・決済事業者の規約で禁止・制限の対象です。自社の商材と販売方法が該当しないか事前に確認し、必要に応じて販売方法を制限するなどのコントロールを検討します。
審査の細目は非開示ですが、継続性や資金繰り、未払いの有無、チャージバック耐性、Webの適切性などが一般的な確認ポイントです。提供前課金を抑制し、返金ポリシーを明確化するなど、立替リスクを下げる運用設計を提示すると評価につながります。
申込書と証憑の表記ゆれ(法人名・屋号、住所、代表者名)、口座名義の不一致、本人確認書類の期限切れ、Web上の特商法表記欠落、店舗写真の不鮮明などは差し戻しになりがちです。提出前に記載の統一と有効期限の確認を徹底します。
件名に申込IDを含め、本文冒頭に店舗名・担当者・対象ブランド・指摘要約・再提出予定を記載します。不足一覧、補正内容、添付ファイル名とページ数を明示し、表記を申込書側に合わせて統一します。期限に間に合わない場合は提出計画を先に連絡します。
滞留が一次審査なのか、各ブランド審査なのか、端末手配・設定なのかを切り分けます。問い合わせでは申込ID、申込日、提出履歴、未了タスク、希望稼働日を提示し、必要に応じて進め方を協議します。否決の場合は商材や運用を是正した上で、再申請の可否や必要書類を確認します。
許認可は申込前に取得・掲示し、Web・紙面・申込書の表記を統一します。稼働後はポータルで決済集計や振込案内を日常的に確認し、入金サイクル(月1回:末日/月2回:15日・末日)はブランドごとに把握します。PayPayとau PAYは2023年8月1日以降の決済分が月1回振込に変更されています。ネットワークや端末の保守手順も整備し、連動変更時は必ず検証を行います。
公式フローでは「申し込みから2か月程度で利用可能」と案内されています。工程は申込→審査→端末納品→設定→利用開始の順で、書類の完成度や許認可の有無、端末手配・設置の条件により前後します。
審査や可否の判断はブランドごとに行われますが、「可決済みから順次稼働」を一律に保証する公式記載は確認できません。導入スケジュール上の必要がある場合は、個別の対応可否と反映手順を事前に相談してください。
入金はブランドにより月1回(末日)または月2回(15日・末日)で、加盟店ポータルの「振込案内」画面でいつ・いくら入金されるかを確認できます。PayPayとau PAYは2023年8月1日以降の決済分から月1回振込に変更されています。
加盟店向けポータルはPCでの利用が案内されており、推奨環境やログインに関する注意事項が公開されています。
「すぐに資金を受け取りたい」「決済手段の幅を広げたい」「訪日外国人に対応したい」など、店舗によって導入時に重視したいポイントはさまざまです。
本サイトでは、よくある重視ポイントである「入金サイクル」「決済手段の多さ」「インバウンド機能」に注目し、3つのキャッシュレス端末ブランドを厳選してご紹介しています。自店舗に適した端末選びの参考にぜひご活用ください。
Payossは寺岡精工が提供するワンストップ型のキャッシュレス決済サービスで、POS連動や豊富なブランド対応、専用ポータルによる運用の見える化が特長です。審査はブランドごとの手続きが絡むため、必要書類を整えて実在性・適法性・整合性を早期に示し、工程ごとの滞留を素早く解消することが通過の近道です。
稼働後はポータルで入金と売上を日常的に確認し、ネットワークや端末の保守、規約変更時の店頭表示・設定見直しまでを一体で運用することで、安定稼働と顧客体験の向上につながります。
キャッシュレス決済端末を選ぶ際に重視されやすいサービス別で、おすすめの決済端末を紹介しています。
入金サイクルは最短翌営業日。月2回支払いのキャッシュレス決済サービスが多い中、売上がすぐに手元に入ることが魅力。
迅速な仕入れが必要なイベント出店時でも、仕入れ用の資金を確保しながら運営が可能。
77種の決済種類に対応。特定地域で展開しているアプリやQRコードなどにも対応しており、地域活性化や集客を支援する効果も期待できる。
地方銀行が提供する決済にも対応し、銀行とのつながりが強い高齢者への強みも発揮。
米ドルを始めとした19種類の通貨で決済が可能なため訪日外国人へのサービス向上が可能。
また、免税処理をパスポートの読み取りと商品情報などの入力のみで行え、お客様とスタッフ双方の手間が省ける。