Squareの審査

目次

キャッシュレス決済の普及が進むなか、Squareは実店舗やオンラインで簡単に導入できる決済端末・サービスとして多くの事業者に利用されています。しかし、利用開始までには申し込みや審査、端末設定といったステップがあり、必要書類や審査基準を理解せずに進めると、審査に時間がかかったり導入が遅れることもあります。

本記事では、Squareの審査に関する流れや所要期間、必要書類、審査で確認されるポイント、そしてスムーズに進めるための対策をわかりやすく解説します。また、本サイトでは、Squareについて総合的に情報をまとめていますので、気になる方はぜひご確認ください。

Squareとは?基本概要と特徴

Squareは、クレジットカード、QRコード、電子マネー、タッチ決済など多彩なキャッシュレス決済をワンストップで受け付けられる決済プラットフォームです。アカウント作成と銀行口座登録はオンラインで完結でき、審査結果は通常1〜2営業日以内に通知されます。月額固定費ゼロという料金体系に加え、POSレジ・請求書・予約管理などの業務支援機能を無料プランから使える拡張性が大きな特徴です。

入金は三井住友銀行・みずほ銀行なら最短翌営業日、その他の銀行は週次(金曜)で、振込手数料はSquare負担。ハードウェアは持ち運び可能なSquare リーダーから据え置き型レジスターまで、店舗規模に合わせて選べます。

Squareの申し込みから利用開始までの流れ

オンライン申込みの手順

公式サイトの「はじめる」からメールアドレスを登録し、事業者情報・代表者情報・銀行口座を入力すると審査が開始されます。入力画面はスマートフォンにも最適化。登録後に届く確認メールでアドレス認証を行い、アカウント保護のため2段階認証の設定を推奨します(状況により有効化を求められる場合があります)。

必要書類のアップロード方法

本人確認書類は運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真付き公的証明書をスマートフォンで撮影してアップロードします。 事業確認書類は、法人は発行6か月以内の登記簿謄本、個人事業主は開業届が基本です(開業届がない場合はメニュー表や広告など事業内容を示す資料が求められることがあります)。

複数枚の書類は1ファイル(PDF等)に結合して提出します。提出後は専用ダッシュボードで受付状況や追加提出の要否を確認・差し替えできます。

一次審査〜事業確認審査の期間目安

フォーム送信後の審査結果は通常1〜2営業日以内にメールで通知。追加情報が必要と判断された場合は事業確認審査へ移行し、必要書類が整えば多くのケースで数営業日以内に完了します。提出遅延や業種リスク等により延びることがあります。

カードリーダー発送〜利用開始までのスケジュール

審査通過後にSquareショップで端末を購入すると、配送予定日はチェックアウト画面に表示されます(在庫・配送状況により前後、必要に応じてメールで案内)。リーダー到着後はBluetoothでペアリング(3m以内推奨)し、ファームウェア更新が完了すればすぐに決済を受け付けられます。なお、対応機種・OSによってはUSBケーブル等の有線接続も利用できます。

接続方法は機種別のセットアップガイドに従ってください。前面の4つのライト表示(機種により色や点灯パターンは異なります)は、満充電や接続完了の目安です。

Squareの審査に必要な書類と準備リスト

本人確認書類(個人・法人共通)

代表者の本人確認には、運転免許証、マイナンバーカード、在留カード等の顔写真付き公的証明書を使用します。四隅が写るように撮影し、影・反射を避けると機械読取の精度が上がり、再提出のリスクを下げられます。

事業確認書類(個人事業主・法人別)

法人は登記簿謄本、個人事業主は開業届を提出。美容所届や飲食店営業許可証など業種別の許可証がある場合は併せて添付すると審査がスムーズです。複数枚はPDF1ファイルにまとめ、申請画面の「事業確認書類」にアップロードします。

銀行口座確認用書類

入金先口座は事業に関連した名義のみ登録できます。代表者名と口座名義が異なる場合は、その関係性を示す取引明細や契約書等を添付して名義不一致による遅延を防ぎます。国内主要銀行に加えネット銀行も利用可能で、振込手数料は無料(Square負担)です。

業種別許可証・免許証の例

まつげエクステサロンは美容所届、飲食店は営業許可証、リサイクルショップは古物商許可証、医療行為が伴う施術は医師免許や医療機関としての許認可など、法令で必要な許可・資格を提示してください。有効期限切れに注意し、鮮明画像で提出します。

Square審査の厳しさ・基準とよくある落ちる理由

禁止業種の確認ポイント

Squareはギフトカード現金化、成人向けサービス、賭博、CBD関連などを禁止業種としています。該当すると審査は通らず、既存アカウントでも取引保留・解約となる場合があります。グレーゾーンは利用規約やヘルプセンターを確認し、事前に問い合わせるのが確実です。

銀行取引状況とクレジット履歴の影響

チャージバック等のリスクを最小化するため、状況によって取引明細や財務資料の提出を求められることがあります。短期間に大口決済が集中する見込みや、過去に過度なチャージバックがある場合は追加書類や一時保留が設定される可能性があります。

申込情報・書類不備の例

丁目・番地の抜け、法人番号の誤り、氏名の旧字体相違、書類のピンぼけや影、開業届の受付印欠落などの軽微な不備でも追加確認が発生し、結果として審査が長期化します。書類はスキャナ取込や高解像度で撮影し、ファイル名は「登記簿謄本_202508」など内容が分かる名称にすると良いでしょう。

実店舗・事業実態確認のポイント

取扱商品やサービスの実在性も重視されます。公式サイトやSNSに所在地・営業時間・商品写真・料金表・キャンセル/返金ポリシーを明示し、第三者からも事業実態が確認できる状態にしておくと、追加調査の手間を省けます。

審査をスムーズに進めるためのポイントと対策

書類不備時の連絡と対応

不備がある場合は追加情報の依頼がメールで届きます。期限内に対応し、案内された再提出フォームから不足資料をアップロードしてください。迷惑メールフォルダも定期的に確認しましょう。

審査遅延時の問い合わせ・再申請

通常より遅延していると感じたら、審査通知メールへの返信またはヘルプセンターのお問い合わせフォームから審査番号を添えて進捗を確認できます。一次審査で却下された場合でも、事業モデルや書類を改善して再申請が可能です。

事前準備の推奨(サイト整備・事業内容の明確化)

自社サイトに特定商取引法表示・プライバシーポリシー・返品規定を掲載し、商品やメニューの写真を最新に更新しておくと、Squareがオンライン上で事業の透明性を確認しやすく、追加資料の要求を回避しやすくなります。

審査通過後のリーダー設定・導入Tips

リーダー到着後は満充電し、POSレジアプリを最新バージョンに更新してからBluetoothでペアリング。前面の4つのライト表示(機種により色や点灯パターンは異なります)が点灯したら、まず1円など極少額のテスト決済を行い、売上がダッシュボードに反映されることを確認すると安心です。節電モードを活用するとバッテリーが長持ちし、一定期間未使用でも再設定不要で自動再接続されます(挙動は機種・OSにより異なります)。

よくある質問

美容・サロン業など特定業種の審査可否

まつげエクステや美容サロンなどは、美容所届や衛生管理関連の許可・資格の提出が求められることがあります。前払いや高額コース販売など継続的役務に該当する場合は、取引単価や提供期間の確認が行われます。必要書類を整え、現実的な売上見込みを申告すれば審査通過の実績は多数あります。

リスク情報の影響

過去のチャージバックや代金未回収などが重なると、高リスクと判定される場合があります。その際は取引明細や資金繰り計画を提出し、リスク軽減策を説明することで、利用制限や保留の回避につながることがあります。

審査状況の確認方法

審査状況や必要な対応はSquareデータ(ダッシュボード)やメール通知で確認できます(表示内容は状況により異なります)。メールでも結果通知が届くため、主要受信トレイと迷惑メールの併せ確認を推奨します。

タッチ決済・電子マネー対応状況

SquareはVisa / Mastercard / JCB / American Express / Diners Club / Discoverに加え、交通系IC・QUICPay・iD、主要QR(PayPay / d払い / 楽天ペイ / au PAY / メルペイ / Alipay+ / WeChat Pay)をサポートします。電子マネーは申込から通常4〜9日で有効化されます。

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まとめ

Squareの審査は通常1〜2営業日で結果が分かり、最短翌営業日入金(SMBC・みずほ)/週次入金(金曜・その他)に対応します。禁止業種の事前確認と追加資料への迅速対応がスムーズな導入のポイントです。審査後はBluetoothペアリングと1円テスト決済で運用を確認し、無料で使えるPOSレジや予約管理を活用して業務を効率化しましょう。

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