octopusのキャッシュレス決済端末

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香港の地下鉄やバス、コンビニでよく見かける八達通(Octopus)は、カードやスマホをタッチするだけで支払える前払い式のストアドバリュー型電子マネーです。レジ横の専用リーダーや、スマホとBluetoothリーダーを組み合わせた仕組みが、いわゆるoctopusのキャッシュレス決済端末として動いています。香港で店舗やポップアップ出店を検討する事業者にとって、どの端末でどう決済・清算されるかを押さえておくと、他決済との組み合わせや費用感を判断しやすくなります。この記事ではoctopusのキャッシュレス決済端末のしくみと導入ポイントを解説します。

octopusのキャッシュレス決済端末の特徴

octopusは、OctopusカードやモバイルOctopusの残高から支払う非接触決済で、公共交通機関からコンビニ、飲食店まで幅広く使われています。専用リーダーにタッチすると、カードと端末のあいだで暗号化された認証が行われ、数秒以内に決済が完了するのが特徴です。octopus キャッシュレス決済端末を導入すると、香港の生活者が慣れた「タッチで支払い」という体験をそのまま店舗に持ち込めます。

参照元:Octopus公式(https://www.octopus.com.hk/en/consumer/tourist/what-is-octopus/)

octopusのキャッシュレス決済端末が対応している決済方式

octopusのキャッシュレス決済端末は、物理カード型Octopusにくわえて、iPhone・Apple Watch・Androidに入れたモバイルOctopusにも対応します。Apple端末ではApple WalletのOctopus、AndroidではOctopus App経由で追加したモバイルOctopusを使い、いずれもリーダーにタッチするだけで支払いが完了します。Android版はNFC搭載かつAndroid 12以上またはEMUI 13以上で、香港の正規販売店が販売した端末のみがサポート対象とされています(2025年11月26日現在の情報です)。

参照元:Octopus公式(https://www.octopus.com.hk/en/consumer/mobile-payment/octopus-on-mobile/about/index.html)

octopusのキャッシュレス決済端末の詳細

決済時には、カードやスマホとリーダーのあいだでセキュリティハンドシェイクと呼ばれる暗号化認証が行われ、承認された取引データは端末やPOSに一時保存されます。これらのデータは日次でOctopus中央システムに送信され、清算処理と加盟店向けレポート作成が行われたうえで、T+1営業日程度で入金される設計です。加盟店手数料は、Reader 3.0やPOP 2.0などリーダー経由取引に対する「Percentage Fees」と、Octopus App for Businessから銀行口座へ振り替える際の「Bank Account Fund Transfer Fee」に分かれて定義されています。

参照元:Octopus公式(https://www.octopus.com.hk/en/corporate/about-octopus/profile/technology/index.html)

octopusのキャッシュレス決済端末の端末情報

代表的なoctopusのキャッシュレス決済端末として、据え置き型のOctopus Reader 3.0と、Android OS搭載のPortable Octopus Processor 2.0(POP 2.0)があります。Reader 3.0は支払い受付・現金チャージ・残高照会に対応し、フルカラーLCDと遠隔ファームウェア更新機能を備えたリーダーです。POP 2.0は4G通信と内蔵プリンタを備えた一体型モバイルPOSで、レジ連携なしでも決済・締め処理・レシート印刷までを単体で行えます。

参照元:Octopus公式(https://www.octopus.com.hk/en/business/become-a-merchant/reader-writer/retail/index.html)

octopusのキャッシュレス決済端末がおすすめの業種

octopusのキャッシュレス決済端末は、決済件数が多くスピードが求められる業種と相性が良いです。地下鉄やバスなどの交通機関、駐車場、学校内施設、自販機、コピー機のほか、香港のコンビニやカフェでも広く利用されています。タクシーや小規模店舗向けには、Octopus App for BusinessとOctopus Mobile POSの組み合わせで、スマートフォン+Bluetoothリーダー構成の運用も用意されています。

参照元:Octopus公式(https://www.octopus.com.hk/en/business/become-a-merchant/reader-writer/index.html)

オプション機器/関連周辺機器

New Retail Reader(Standalone)は、外付けプリンタSP20とキーパッドを組み合わせることで、金額入力からOctopus決済、レシート印刷までを一連で行えるスタンドアロン端末として動作します。自販機や改札機向けには、専用プロセッサーや通信ボックス、OSDXと呼ばれるデータ交換環境を組み合わせる構成が案内されており、定期的なメンテナンスやバッテリー交換を前提に設計されています。

参照元:Octopus公式(https://www.octopus.com.hk/en/document/reader_leaflet_nrr_with_sp20.pdf)

POSレジ連携の有無

octopusのキャッシュレス決済端末は、POS連携型とスタンドアロン型の両構成に対応しています。POS連携では、New Retail Reader(POS Integrated)や専用プロセッサーを通じてPOSと接続し、「Type Approval Test」と呼ばれる認証試験を通過することで本番運用が可能になります。一方、POSを持たない店舗では、New Retail Reader(Standalone)やPOP 2.0を使い、端末だけで決済から締め処理まで完結させたうえで、日次レポートと入金で売上管理を行うスタイルが想定されています。

参照元:Octopus公式(https://www.octopus.com.hk/en/business/faq/octopus-for-businesses/become-octopus-merchant.html)

octopusのキャッシュレス決済端末のメリット・デメリット

octopusのキャッシュレス決済端末のメリットは、タッチだけで素早く支払えることと、香港での利用者基盤が大きいことです。行列のできやすい店舗でも会計待ちを抑えやすく、利用者側もいつも通りの支払い方で済むという安心感があります。一方で、Octopus専用インフラを前提としているため、一般的なクレジットカード用タッチ決済端末とは別に、Octopus機器と加盟店契約を用意する必要があります。決済手数料と銀行振替手数料も別々に定義されているため、導入前に他決済との損益比較が欠かせません。

参照元:Octopus公式(https://www.octopus.com.hk/en/business/index.html)

octopusのキャッシュレス決済端末はどんな人に向いている?

octopusのキャッシュレス決済端末は、主に香港で店舗やサービスを運営している、または香港への出店を計画している事業者に向いています。とくに、交通機関沿線の小売・飲食、チェーン店、タクシー事業など、Octopusユーザーが日常的に利用する業態ほど効果が出やすくなります。香港以外の地域やマカオでの利用範囲、同一スキームの展開状況については、公式サイトの案内や問い合わせ窓口で個別に確認する必要があります。

参照元:Octopus公式(https://www.octopus.com.hk/en/business/index.html)

octopusのキャッシュレス決済端末への乗り換え

他のキャッシュレス決済からoctopusのキャッシュレス決済端末へ乗り換える場合は、商用版八達通App(Octopus App for Business)とOctopus Mobile POSを入り口にする方法がわかりやすいです。アプリ上で事業者情報と銀行口座を登録し、審査を経て加盟店となったうえで、Reader 3.0やPOP 2.0、Mobile POSなど自店に合った機器構成を選びます。既存決済を一度にやめるのではなく、まずは香港在住者・訪問者向けの追加手段として並行運用し、公式の最新料金表と対応条件を確認しながら段階的に切り替えるのが現実的です。

参照元:Octopus公式(https://www.octopus.com.hk/en/business/become-a-merchant/business-octopus-app/about/index.html)

キャッシュレス決済端末選びで迷ったら

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おすすめキャッシュレス端末ブランド3選

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まとめ

octopusのキャッシュレス決済端末は、OctopusカードやモバイルOctopus専用のインフラを前提に、高速なタッチ決済と日次清算レポートを提供する仕組みです。Reader 3.0やPOP 2.0、New Retail Reader、Octopus Mobile POSなどの違いを押さえることで、自店の業態に合う構成をイメージしやすくなります。日本の小売・飲食・サービス業が検討する際は、「香港での現地決済手段」として位置づけたうえで、出店計画や客層、既存決済との役割分担を整理し、Octopus公式サイトと問い合わせ窓口で最新条件を確認してから導入可否を判断する流れがおすすめです。

参照元:Octopus公式(https://www.octopus.com.hk/en/consumer/index.html)

キャッシュレス決済端末を選ぶ際に重視されやすいサービス別で、おすすめの決済端末を紹介しています。

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最短翌営業日に入金可能な
Square
(Square株式会社)
Square公式HP
引用元:Square公式HP
(https://squareup.com/jp/ja)
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  • スタートしたばかりで客入りが安定していない飲食・小売店
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AirPAY
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AirPAY公式HP
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インバウンド対策が必要なら
19種の通貨で決済が可能な
stera
(三井住友カード株式会社)
三井住友カード公式HP
引用元:三井住友カード公式HP
(https://www.smbc-card.com/kamei/stera/index.jsp)
このような店舗におすすめ
  • 海外旅行客が多く訪れる観光地の宿泊施設や土産物店
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米ドルを始めとした19種類の通貨で決済が可能なため訪日外国人へのサービス向上が可能

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